首都大学東京応援団リーダー部


寮歌・演舞紹介

寮歌

寮歌とは、戦前より永き歴史を経て学生達が歌い継いできた歌のことである。寮歌は全国各地に数多あるが、我々応援団が歌っている歌にも、府立高等学校時代に作られ今もなお数多くの人々に愛される名曲がある。

応援団の活動において、特に 第十一回記念祭歌「銀扇空に」、府立高等学校校歌「嗚呼西山の」の二曲は、大学祭ファイナルステージのみならず応援や練習においても歌われている。


第十一回記念祭歌 銀扇空に 小坂松彦・梶原嗣郎 作詞  池田正憲 作曲

  一、銀扇空にひるがえす

    消えせぬ雪の富士の嶺

    眥(まなじり)發(ひら)く壯年の

    指號の胸に力あり

  二、あゝ又遠し二千年

    青史は古りて還らねど

    覇心に燃ゆる若き身の

    血潮はいかで果つべきや

  三、非業の天に恨みては

    破斬の劍に涙あり

    長恨風に嘯(うそぶ)けば

    四郷の杜に應(こた)えあり

  四、北斗に高くかざしては

    尚武の腕にたぎる血や

    あゝ十年の秋たけて

    謳(うた)わん今日の鬨(とき)の歌


府立高等學校 校歌 藏田延男 作詞  實吉捷郎 作曲

  一、ああ西山の雲はれて

    正気天地に満つる時

    希望に燃ゆる若人は

    この學舎(まなびや)をしたひ來て

    八雲が丘に集ひけり


  二、旭日(あさひ)に映ゆる東海の

    崇高(けだか)き姿の不二の嶺

    國の誇りの櫻花

    これぞ我等が精神(こころ)なる

    これぞ我等の生命(いのち)なる


  三、いざ立て健兒この丘に

    花爛漫の春の日も

    月玲瓏の秋の夜も

    眞の道にいそしみて

    われらの使命果たさなむ


學生歌 見よ青春の 土井晩翠 作詞  山田耕筰 作曲

  二、見よ青春の血は清く

    明朗しかも溌剌の

    わが人生のあさぼらけ

    寸陰惜しみいそしみて

    知徳併せてみがき行く


第十回記念祭歌 眼をあげよ 中村丈夫 作詞  笠置正明 作曲

  一、眼(まなこ)をあげよ    黎明のおかに

    叡智みなぎりて     新(あらた)なる日の

    眞理の旗は       ひらめきぬ

    若きおもひ       はるか翔くる

    いざ友、道は      今劈(は)れてあり


  二、聽け時代の兒よ     遠雷はためき

    文化の進歩(あゆみ)の   苦難を告ぐる

    黒き嵐は        吹き荒れぬ

    強き腕         高く揚がる

    いざ友、戰ひの     野に出でん


  三、起て光榮(はえ)あるもの  今日ぞ記念祭

    青春(はる)のひとときに  未來を賭けて

    祝ふ宴に        篝(ひ)は燃えぬ

    清き血潮        胸に躍る

    いざ友、杯を      あげんかな


演舞

首都大学東京応援団演舞 拍子

一拍子、二拍子、五・四拍子、四・三拍子、三・三・七拍子がある。この拍子は、リーダー部員の気迫が感じられるだけでなく、静と動との対比が強調され、凛とした空気が張り詰める演舞である。


首都大学東京応援団演舞 無辺光

「無辺光」とは仏教の用語で、「十方世界をくまなく照らす阿弥陀の光明」という意味。この「無辺光」を舞うリーダーの挙動はまさにその光明を表している。数ある演舞の中で最も格式高く、最も優雅で、そして最も難易度の高い演舞である。


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